どうもサンポです。
前回はMirandus(ミランダス)のゲーム内容について細かく解説しました。
今回はミランダスの開発面
GalaGamesのメンバー
パートナーシップ
FlareNetworkとは?
ゲーム開発のあれこれ
を解説していきます。
ちょいマニアックな話になるので、ご了承ください。
▼ GalaGamesのメンバー紹介
ではミランダス開発陣営を紹介していきます。GalaGamesには総勢90名以上のメンバーが在籍していますが、今回ご紹介するのは主にGalaGamesの初期メンバーといった感じです。
ゲーム業界、ブロックチェーン業界に精通したメンバーがそろっています。
✓Eric Schiermeyer
GalaGamesのCEO。
以前は、ゲーム会社で時価総額TOP10入りしている『Zynga』という会社の共同創立者で、5000万ダウンロードを記録した『Farmville2』や、同じく5000万ダウンロードを記録した『Zynga Poker』の開発に携わってきました。
とにかく新しいスタートアップ企業を立ち上げ、挑戦し続ける男。
✓Jason Brink
GalaGamesの最高技術責任者(ブロックチェーン担当プレジデント)。
2013年から暗号通貨市場にかかわり、2014年には『AidDollar』というブロックチェーンソリューションを開発し、Bill and Melinda Gates Foundation / Global Development Network Prizeを受賞。
そのほかにもXP、Vergeなどの有名な暗号通貨プロジェクトに関わり、テクニカルライターやマーケティングコンサルタントを務めてきた。
とにかくブロックチェーンのマーケティングならお任せ!という人物。
GalaGamesのAMAでよくお見掛けしますね。
✓Wright Thurston
ブロックチェーン技術開発者。
暗号通貨分野の最初の主要マイナーの一人で、ブロックチェーン技術の特許を多数保有している。
ブロックチェーン技術の最前線を走り続けている人物。
✓Micheal McCarthy
広告制作や商品PRを統括する、クリエイティブディレクター。
Eric Schiermeyer同様、Zyngaの『Farmville2』に携わり、大ヒットを記録した。
▼ パートナーシップ紹介
ここからはGalaGamesとパートナーシップ提携している会社を紹介していきます。
主にミランダス開発に関わる企業を3社ピックアップしました。
✓Brave Software
Brendan Eich氏が2016年に立ち上げた会社で、プライバシー保護に特化した無料のブラウザ『Brave』を開発しています。Braveの月間アクティブユーザー数は4200万人。
ちなみにGoogleChromeの月間アクティブユーザー数は2016年4月時点で約10億人、Firefoxは2021年6月時点で約2億人です。
Braveは、そう考えるとまだまだユーザー数は少なく感じますが、年々利用者が急激に増えているブラウザでもあります。
僕もBrave愛用者ですが、かなり使いやすいです!
そんなBraveブラウザを開発したBrave Software社は、GalaGamesと手を組み、ミランダスを共同開発しています。
※完全に別件ですがBraveは最近Solanaとのパートナーシップを発表しました。
■ BATトークン
GalaGamesの公式サイトのストアを利用する際に『BAT』というトークンが選択できるのをご存じでしょうか?
このBATトークンはBraveが発行するトークンで、投げ銭などのマイクロペイメントや、コンテンツ提供者への報酬として利用されています。
GalaGamesは、そのBATも利用可能なプラットフォームです。
■ Brave Softwareの強みを生かす
強みはやはり自社で開発しているBraveブラウザです。
先ほども説明しましたが、Braveブラウザの月間アクティブユーザー数は約4200万人。言い換えるとそれだけの数の顧客を抱えているという事になります。
それを生かし、Brave Softwareはマーケティング面の開発やPRを行い、ミランダスのIPを利用したグッズ販売やプロモーションなどを企画しています。
✓Wemade Tree
ブロックチェーンベースのゲームプラットフォームWEMIXを運営する会社で韓国の巨大ゲーム会社Wemadeの子会社です。
すでにリリースされているゲームでは『MIR4』が超有名。
実は僕もMIR4ユーザーでして、キャラのレベルを40まであげて放置してます。
レベル40以上じゃないとゲーム内の取引所が使えないんですよねぇ…
■ クロス展開
GalaGamesとのパートナーシップ提携の目的は、WEMIXとGalaNetworkのゲーム内アイテム、NFTを相互で利用可能にするためのクロス展開です。
この試みが実現すると、ミランダスやTownStarで取得したNFTを、MIR4などのWEMIXで展開されるゲームで利用可能になります。逆もしかり。
✓Flare
FlareはFlareNetworkというXRPを利用したスマートコントラクトプラットフォームを開発中の会社です。※詳細は後述
パートナーシップの目的は、GalaNetworkとFlareNetworkの統合です。
Gala社もFlare社も「エンドユーザーへの利益還元、救済」を理念に掲げているため、パートナーシップ合意に至りました。
■ どんなことが可能になるのか?
FlareNetworkに$GALAやGalaGamesのNFTを直接ミントすることが可能になります。
一般的には、他のネットワーク(ブロックチェーン)にトークンを送る際は、まず自分のネットワーク上にトークンを発行しなくてはいけません。
この2社間の統合は、その手間を省きます。
本来であればGalaNetworkで発行しなければいけないトークンを、直接FlareNetworkで発行可能ということです。
このことによってトークンをDeFi運用しやすくなり、流動性がさらに高まります。
■ ミランダスへの恩恵
FlareNetworkに直接ミントされたNFTをミランダスで利用すると、『月の城塞』という国で特別なバフ効果を得られる予定になっています。
『月の城塞』はFlare社が所有しているミランダスのNFTです。
開発段階のミランダスには多くの企業が関わっているんですねぇ。
楽しみです。
しかし、TheSandboxのようにパートナーシップが視覚的に分かりづらいのが玉に瑕。
▼ Flare Networkとは?
FlareNetworkは、スマートコントラクト機能を持たないトークン(XRPなど)や、持っているけど流動性が少なく信頼が薄いトークンに、信頼できるスマートコントラクトを実装するためのソリューションです。
わかります。意味不明ですよね。
単純化すると以下の通り。
XRPにスマートコントラクト実装
市場流通が少ないトークンに流通機会を与える
日の当たらないトークンたちにもっと活躍の場を与えてやろうじゃないか!という熱い想いを持ったネットワークだと思ってください。
そう考えるとAKBグループに似てるかもです。
AKBの場合、駆け出しの新人で知名度がなくてもAKB48に所属することで、グループの知名度や活動基盤を借りてアイドル活動が可能になりますよね。
そんなイメージです。
✓Flare Networkのメリット
ガス代が無く、高速かつ低コストでDeFiが可能になります。
さらにFlareNetworkで発行されるステーブルコイン(価格の変動の少ないトークン)は、他のブロックチェーンネットワークでも利用可能になる予定です。
単純に収益機会が増えるというのもFlareNetworkの最大のメリットかもしれません。
✓Flare Networkについてもっと知りたい!
と思った方はこちらの日本語サイトがおススメです。ここで書いた1000万倍詳細に書かれてます。
正直めっちゃ難しい……
僕もまだまだ把握しきれていないため、今回は表面的な部分だけの説明になってしまいました。
もっと勉強して出直してきます。
▼ 開発のあれこれ
ここからはミランダスの開発関連の情報を解説していきます。
✓ミランダスはローポリゴン
みなさんポリゴンって聞いたことありますか?
ポケモンにポリゴンというモンスターはいますが、あいつじゃないです。
ポリゴンっていうのは3Dモデルの解像度を指す言葉です。
解像度の高い3Dモデルをハイポリゴン。解像度の低い3Dモデルのことをローポリゴンとゲーム業界では呼んでいます。
例えばFF15のおにぎりの3Dモデルは約10万ポリゴンなのでハイポリゴン。マインクラフトのキャラモデルは見た感じ100ポリゴンもなさそうなのでローポリゴンです。
技術の進化によってハイポリゴンやローポリゴンの要件も変わってきますが、基本的に「すげぇ滑らかでリアル!」と思う3Dモデルはハイポリゴン、「なんかジャギジャギしてる」と思うモデルはローポリゴンという認識で大丈夫です。
その基準から行くと、ミランダスの3Dモデルはローポリゴンに分類されます。
で、ゲーマーの中にはローポリゴンだからゲームがつまらないとか、技術力が低いとか考えてしまう人も一定数いるようです。
しかしそんなことは全く無く、見た目の豪華さやチープさは、ゲーム性を判断する材料にはなりません。
※面白かった記事紹介⇒ゲームキャラを用いたポリゴン数比較の記事
■ ローポリゴンのメリット
実は3Dモデルがローポリゴンだと開発者側のメリットがかなり多いです。
開発費、開発時間を節約できる
ゲームシステムを集中して開発できる
ゲーム内ロードが早い
トライアンドエラーが早い
処理が軽くなる
などなど挙げればキリがありません。
恐らくミランダスは、見た目よりもゲーム性を重視したものになります。そのためにあえてローポリゴンの選択をしたんでしょうね。
✓開発は進んでいる?
正直なところ開発が進んでいるのかはわかりません。
公式サイトで、ミランダス関連の求人が多いことをみると、まだまだ開発には時間がかかりそうでもあります。
ホントに何とも言えないですね。
ただ12月にはプレイテストが行われます。
そのプレイテストに参加することで、一足早くミランダスを体験できます。
そのテストで少なからず開発状況も垣間見えるのではないでしょうか。
▼ 感謝
前回配信した記事を拡散、読んでいただいた皆さんありがとうございます。
お陰様でリサーチのモチベーションが爆上がりしました。