どうもサンポです。
今回は先日アーリーアクセスαが配信されたPhantomGalaxiesというBCGを紹介していきます。実際にプレイしてみたところ、グラフィックの質もさることながら、ゲームもしっかり作り込まれており期待値爆上がりでした。あと日本語字幕に対応してくれてるのは神。
そんなPhantomGalaxiesのシステムや、魅力、将来性を伝えていけたらと思います。
※開発中のゲームのため仕様の変更が入る可能性がありますので、その点はご了承ください。
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▼概要
✓ゲーム内容
ジャンルはオープンワールドの3DアクションRPGです。三人称視点でハイスピードなメカアクションが売りのゲーム。プレイヤーは巨大なメカ(スターファイター)を操縦し、敵と戦い、レベルを上げてスキルを磨いていきます。スターファイターは人型と飛行型をいつでも自由に切り替え可能で、戦況に応じてタイプを使い分けできます。
基本的にはシューティング要素が強いですが、近接戦闘もしっかり行えます。
今回の第1弾α版では、宇宙ステージがメインで、惑星間の移動や、宇宙で略奪行為に勤しむ「星賊」との戦闘を楽しむことができます。
ブロックチェーンはPolygonを利用しており、将来的にはマルチチェーン対応予定です。
✓開発会社
開発会社はBlowfishStudiosというゲーム開発会社で、10年以上ものゲーム開発実績があります。そして2年半ほど開発されていたPhantomGalaxiesが、かの有名なAnimocaBrandsの目に留まり、およそ2580万ドルで会社ごと買収されました。
AnimocaBrandsはTheSandboxブランドを買収し、開発・運営する会社です。そしてBSC(BinanceSmartChain)と共同でBCG向けの投資ファンドも設立しており、今後のBCG市場を牽引していくこと間違いなしの注目企業です。
✓α版への参加方法
手順は以下の通りです。少なからず金銭が発生しますので自己責任でお願いします。
公式サイトにアクセスしウォレットを接続
できればディスコードに参加
OpenSeaで「Halberd-001」を購入する(すでに持っている人以外)
公式サイト右上のDOWNLOADボタンからゲームをダウンロード
ゲームを起動したらアクセスコードをコピペしてスタート(アクセスコードは4.のダウンロードページに記載されてます)
ゲームクリアすると次のエピソードへのアクセス権を持ったNFTを取得可能(予定)
ダウンロード容量はたしか25GBだったので結構時間かかります。それとセキュリティソフトにファイルが引っかかる可能性もあるので、もし引っかかったらそのファイルだけ無視するように設定しましょう。
以下推奨スペックです。
THE SUGGESTED PC SPECS ARE
OS: Windows 10 64-bit
CPU: 9th generation Intel i5 or equivalent
RAM: 16GB
GPU: AMD/Nvidia dedicated GPU, 6Gb VRAM/Shader Model 6.1 (Geforce GTX 980Ti/Radeon RX 5600XT)
Network: Broadband internet connection
HDD: 25GB available
PhantomGalaxies公式ディスコードのアナウンスチャンネルに詳細ありますので、不明点ある方はそちらご覧ください。
↓Halberd-001。12月27日時点で800円ぐらいです。公式のチェックマークがついていることを必ず確認!
▼P2Eシステム
ゲームシステム解説の前に、まずはみなさんが気になっているであろうP2Eシステムの解説から行っていきます。
予定では以下のシステムが用意されます。
スターファイターNFT
アバターNFT
武器、防具などの装備品NFT
融合
ゲームプレイでのFT(トークン)取得
不動産NFT
組織運営
PvP報酬
マーケットプレイス
フロンティアスペース
では重要な部分をピックアップして解説していきます。
✓スターファイターNFT
プレイヤーが操作するスターファイターはNFTとして存在します。スターファイターには様々なステータスが用意されており、融合することによって見た目や能力の底上げを行っていきます。さらにスターファイターには0~5までのGenerationが存在し、恐らく数字が大きいほどレアで強力なものになるはずです。
Generationの高いNFTは、融合して創り上げるかマーケットプレイスで購入するなどして取得可能となっています。そしてGenerationの高い機体の能力を制限なしで利用するためには、アバターNFTのレベルも高くなければいけないという仕様も予定されているようです。※アバターNFTというのはプレイキャラクターのNFT、後々発売されるらしい。
さらにスターファイターNFTはレンタル可能で、複数の機体を所有している場合は、他プレイヤーに有料で貸し出し、報酬の分け前を得ることができます。レンタルの用途としては、NFTを購入する資金が無い場合や、レベルの高いスターファイターが必要な場合、などが想定されます。
✓融合でスターファイターNFT強化
融合はFTと、武器や防具、機体などのNFTを消費して行われます。
まず、融合を行うにはスターファイターの型となるベースフレームNFTというものが必要となります。そのベースフレームNFTに、指定された武器などのNFTとFTを掛け合わせ、スターファイターを生み出したり、強化を行うようです。
ベースフレームNFTは設計図とか骨組みに近いアイテムなので、それ単体で出撃はできません。融合しなければ使えないという事ですね。
以下融合の遷移図。
✓ゲームプレイでのFT(トークン)取得
ゲーム内の探索やクエストクリアなどによってFTを取得することが可能です。取得したFTはNFTの融合やマーケットプレイスでの取引に利用できます。
用意されているPvE(対環境)システムとしては、ストーリーを楽しむ「ミッション」や、日替わり週替わりで目標が変わる「オペレーション」、複数のプレイヤーと協力して挑む高難度クエストの「レイド」などがあります。
ちなみにPhantomGalaxiesのFTに発行制限はありません。AxieのSLPみたいなものです。
✓不動産NFT
このゲーム内では宇宙ステーションや惑星基地、クラフトを行うための精錬所や工場などの加工施設がNFTとして販売される予定です。
「不動産の所有者は賃料を支払う必要がある」という記述がライトペーパーにあったため、クラフトやアップグレードを行いたいプレイヤーは、不動産所有者にいくらかの利用料を支払う必要がありそうです。
そうでなければ不動産の所有メリットがありませんからね。
ちなみに支払われた賃料は「コミュニティ・トレジャリー」という報酬プールに積み立てられていくようなので、賃料や利用料はFTでの支払いとなるでしょう。
✓組織運営
端的に言えばギルドシステムです。共通の目的を持ったプレイヤー同士でグループを作り、様々なガバナンスを通して運営していきます。
ガバナンスにはこれらの種類があります。
Corporation: board seats are owned, board votes on decisions.
DAO: controlled by all token holders, proportionate to their staking amount.
Democratic: token holders stake for their preferred candidates. Candidate with the most preferential votes wins. Set staking periods determine governing duration.
Private: single owner has full control.
Sponsored: real world companies pay fiat which is converted to extra tokens to be used to incentivize game play.
Warlord: ingame controlled by combat
以下翻訳です。
株式会社:議席を所有しているメンバーが、取締役会で議決を行う
DAO:全トークンホルダーが出資額に比例してコントロールする
民主主義:トークンホルダーが候補者に出資し、投票による統治期間の決定
プライベート:一人のオーナーが全てを決定する(独裁)
スポンサー:現実世界の企業がゲームプレイにインセンティブを付加する
武将:戦闘を行い方針を決定(実力主義)
これだけの統治体系があるとなると、銀河英雄伝説のような戦争が起きそうでハラハラしてしまいますね。
個人的にはプライベートと武将が気になります…
ちなみに組織運営にも運営コストが発生し、PhantomGalaxiesに支払われるようです。こちらの資金も不動産同様コミュニティ・トレジャリーに積み立てられるのだと思います。(明確な記述は無し)
✓フロンティアスペース
フロンティアスペースというのは、安全の保障がない宇宙の最果ての地です。ここでは力づくで資源や武器、FTなどを奪い取り、PvPやPvEで高い報酬を得ることができます。
その代わり、このフロンティアスペースでスターファイターが破壊されると、NFTのバーンや長時間のクールタイムが発生するなど大きなペナルティがあります。めちゃくちゃハイリスクハイリターンな空間です。ちなみに保険に加入していればリスクをある程度回避できるとか…
そしてフロンティアスペースにはRebel Sectors(反乱軍セクター)という、報酬プールを兼ねた拠点がいくつか用意されており、征服が可能となっています。RebelSectorsは活動拠点として利用できるため奪い合いが起きやすく、組織や個人プレイヤーを巻き込んで戦闘が激化することでしょう。
賞金稼ぎやエースパイロットを目指すプレイヤー達に占領されてしまいそうで、少し恐ろしい空間ですね。
▼ゲームシステム紹介
ここではα版で体験できたゲームシステムを紹介していきたいと思います。α版は4段階のアップデートが予定されており、今は1段階目です。
✓4種類の機体
現在は4種類の機体が用意されていました。それぞれの機体はタイプが異なります。
アサルト:オールラウンダーなバランスタイプ。
バスター:防御と射撃性能に特化した機体。スピードが遅い。
ブリーチャー:近接戦闘型でスピードが速い。その代わり操作性が悪い。
ランサー:軽量で高速。操作性もよく偵察やスナイパーの役割に最適。
今回のαではアサルトとバスターの2種類を操作することが可能となっています。
てかカッコよすぎる…
変形する時もめちゃくちゃカッコいいのでぜひ体験して欲しいです。
✓プレイヤースキル
プレイヤーにはいくつかスキルが用意されていて、スキルポイントを振り分けることによって習得が可能です。スキルの中には機体の性能を上げたり、採掘や取引でボーナスが発生するものなどあります。
スキルポイントはレベルアップすることで獲得できます。
ぼくは戦闘狂なので、攻撃や攻撃支援、防御に全振りしてます。
✓操作性
コミュニティ内で頻繁に話題に挙がっているのが「操作性の悪さ」に関して。
マウス感度が結構高めなので、はじめのうちは照準を敵に合わせる動作がめちゃくちゃ難しいです。しかも機体の慣性もあるため、難しさを加速させています。
しかしこれに関してぼくは、全く問題ない派です。ぼくは機体制御が簡単にできてしまうゲームなんてやりがいがないという考えを持ってます。変なところで現実主義というか、車とか機械のような不安定なモノを制御することに快感を得てしまう人間だからかもしれません。
まぁそれはさておき、プレイし始めは操作が難しくて何度も死ぬかと思います。ですが慣れてきたら「俺すげぇ」感が芽生えてくるので、そこまでは辛抱しましょう。
▼将来性
ここからはPhantomGalaxiesの将来性について解説していきたいと思います。せっかく面白いゲームでも、長く続いてくれなければお金と時間はつぎ込めませんよね。ということでこのゲームに未来はあるのかを見ていきましょう。
結論から言えば将来性も持続性も問題ないと思ってます。
なぜならIDOやNFTセールがまだ行われていないですし、親会社がAnimocaBrandsという所がめちゃくちゃ大きいです。
ではそれぞれ解説します。
✓IDO、NFTセール
PhantomGalaxiesではトークンセールもNFTセールもまだ行われていません。しかしディスコードにはすでに12万人以上ものユーザーが登録しています。これはGalaGamesのコミュニティとほぼ同数です。ちなみにAxieInfinityは80万…
PhantomGalaxiesにはまだ、トークンやNFTなどの投資商品がないにもかかわらずコミュニティ参加者が12万人以上います。これはかなりすごいことだと思っていて、今後IDOやNFTセールが解禁されたら、個人投資家やゲーマーが、より殺到する可能性を秘めています。
すでにゲームを遊べるという点もユーザー増加に有利にはたらくと思います。プレイ映像を観たり、実際にプレイしてみることでゲームの面白さに気づくことができますからね。
✓AnimocaBrands
冒頭でも少し紹介しましたがPhantomGalaxiesを開発しているBlowfishStudiosの親会社がAnimocaBrandsです。
AnimocaBrandsは香港を拠点とし、ブロックチェーン事業やゲーム事業を行う会社で、22億ドルの資金調達をしたり、100以上の企業に投資したり、BCG投資ファンドを設立して市場の拡大を促進したりと話題に欠かない会社です。
以下会長のツイート。


こんな会社がバックについていると考えたらめちゃくちゃ心強くないですか?しかもTheSandboxを開発運営しているので、PhantomGalaxiesとのコラボも行われると思います。時間はかかるでしょうが、マルチチェーンでゲーム同士がつながるということも想像できます。
とにかくAnimocaBrandsのパブリッシング機能はエゲツナイんです!
余談ですが、以前PhantomGalaxiesのDiscordがハッキングされ、ステルスミントによる詐欺で、265ETHの被害が出るという事件が発生しました。AnimocaBrandsは被害者たちに補償をおこなうと発表しています。
しっかりと補償してくれるあたりもポイント高いですね。
▼ロードマップ
現状は「NFT Collectibles」の配布と「Alpha Episodes1」が終了しています。おおむね予定通り進んでいますね。
このまま順調にいけば2022年のQ1、Q2にはAlphaの追加エピソードが配信予定で、Q3にはアーリーアクセスBeta版ローンチ予定となっています。
来年の躍進にさらに期待が高まりますね!
▼今年の所感
今年は主に、3つのBCG企業が頭一つ抜けたかなという印象でした。GalaGames、AnimocaBrands、Sky Mavisの3社です。GalaGamesは怒涛の新作ラッシュ、AnimocaBrandsは企業や著名人とのタイアップ、Sky MavisはAxieInfinityの快進撃といった感じ。
そしてGalaGamesとAnimocaBrandsは、BCG企業向けの投資ファンドをそれぞれ設立しました。GalaGamesは1億ドル規模、AnimocaBrandsは2億ドル規模です。
BCGの開発支援を行うことによってゲームの質を担保し、ゲーマーを市場に取り込む。各社それぞれ考えていることはやはり市場の拡大なのかなと思います。
そのため今後はGalaGames、AnimocaBrands、Sky Mavisのニュースや動向を追っていくことがBCG全体の市況を見る上では必須となりそうです。
それではよいお年を。