どうもサンポです。
2021年12月11日から3日間行われた「Galaverse」、みなさんはご覧になりましたでしょうか。GalaverseというのはBCGプラットフォームを運営する「GalaGames」が主催したゲームカンファレンスで、主に新作ゲームの発表や、既存ゲームのアップデートなどの情報が目白押しのイベントとなりました。
しかし、あまりにも情報密度が高かったため、すべての情報をおさえられた人は少ないのではないでしょうか。
なので今回は、Galaverseで紹介されたゲームを5つに絞って紹介していきます。なおすべて開発中のゲーム情報のため、仕様変更がある可能性もありますのでご了承ください。
目次
SpiderTanks
Legacy
The Walking Dead:Empires
Last Expedition
Dawn of Fire
Mirandusのテストプレイ所感
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▼Spider Tanks
開発元:GAMEDIA
ジャンル:PvP Brawler
リリース予定日:2021年Q4 or 2022年Q1?
✓概要
PvPのアリーナ型のバトルロイヤル。基本は3対3のチーム戦で、撃破数を競ったり、フィールド上のチキンを集めたり、フラッグの争奪戦をしたり、様々なルールで戦います。
SpiderTanksはe-Sports向けタイトルで、競技性の高いゲームとなっている。つまりプレイヤースキルが存分に発揮できるゲームということです。
また、チーム戦の為、機体やプレイスキルに自信が無くてもデコイや援護、支援など立ち回り次第でチームに貢献することが可能。
✓ゲームシステム
SpiderTanksでは
PILOT(パイロット)
CAPTAIN(キャプテン)
BARON(バロン)
FABRICATOR(ファブリケータ)
EMPEROR(皇帝)
の5種類のP2Eプレイスタイルが用意されています。
ではそれぞれを簡単に説明します。
①PILOT(パイロット)
戦車を自分で操作し、戦闘を行うプレイヤーのことです。最初は恐らく大抵のプレイヤーがパイロットになるかと思います。β版では戦車を所有していなければプレイ不可能でしたが、リリース後は無料でプレイ可能になります。その場合、誰かが所持している戦車をレンタルし戦闘を行い、報酬は戦車の所有者と分け合います。
②CAPTAIN(キャプテン)
戦車の所有者。戦闘、パーツのアップグレード、戦車の貸し出しなどを行い報酬を得ることが可能です。そしてNFTである戦車やパーツは、いつでもマーケットプレイスにリストできます。
③BARON(バロン)
マップの所有者。マップ上では戦闘の主催やファクトリーの誘致が可能で、マップをアップグレードすればするほど獲得報酬も上がる可能性があります。ちなみにバトルランキング(BR)と呼ばれるスコアシステムがあり、そのBRに応じて獲得報酬が変動するようです。
どのように報酬を獲得するのか明確な記述はありませんでしたが、恐らく戦闘を主催することでバトル報酬の一部を獲得したり、ファクトリーでの生産・消費活動の費用の一部を獲得できるのではないかと予想できます。
④FABRICATOR(ファブリケータ)
ファクトリー(工場)の所有者。工場は運とドロップのステータスを持っており、生産されるコンポーネント(パーツ?武器?)の品質に影響を与えます。なお工場はマップに配置する必要があり、配置したマップで開催されるバトル報酬の一部を常に獲得できます。そして工場をアップグレードすることでステータスの向上や選択できるマップを増やすことが可能です。
⑤EMPEROR(皇帝)
惑星の所有者。所有している惑星で行われるすべてのバトルの報酬の一部を獲得できます。つまりはSpiderTanksの支配者です。
ここまで5つのプレイスタイルを紹介してきましたが、正直なところ実際にプレイするまで具体的なエコシステムは不明です。が、βテストでの操作感や大会を観ている限りゲームとしてのクオリティは高いのでエコシステム面も期待してもいいかなと。
そして気になるリリース日ですが、元々の予定は2021年のQ4(秋冬)でしたが、2022年のQ1にずれ込んだとかいう噂があります。
真相をご存じの方はぜひ教えてください!
▼Legacy
開発元:22cans & Peter Molyneux
ジャンル:Business Sim
リリース予定日:2022年
✓概要
プレイヤーは起業家として街をビジネスで発展させていきます。ゲーム内で独自の製品を設計することが可能で、その製品を生産・販売することで利益を生み出し街とビジネスの拡大を行っていくようです。
イメージ的にはタウンスターのゲームシステムに、製品設計とビジネスをプラスした感じでしょうか。
✓ゲームシステム
公開されているシステムとしては
Design(デザイン)
Make(製品づくり)
Trade(トレード)
Compete(競争)
の4つがあります。
では一つずつ確認していきましょう。
①Design
何千種類ものパーツを組み合わせて、製品や建物をデザインする。
②Make
デザインした製品を工場で生産する。
③Trade
世界中のプレイヤーとあらゆるものの取引を行い、市場で覇権を争う。
④Compete
ゲーム内で開催されるコンペやイベントで、他プレイヤーとランキングや賞金を競い合う。
基本的なゲームシステムはこれらの4つで、それに付随する形で労働者の生活スタイルや幸福度もデザインしていく要素が組み込まれるようです。
やみくもに製品を作って儲けるというだけではなく、その製品を作り出すための労働環境を整えていく必要もあるというのがリアルで面白そうですよね。タウンスターとは違った戦略が求められそうです。
▼The Walking Dead : Empires
ジャンル:Survival MMORPG
リリース予定日:不明
✓概要
チームを組んで、自分が所有する土地からゾンビやライバルを撃退するMMORPG。武器や基地のクラフト機能を備えているようです。
✓ゲームシステム
土地を所有することで、土地内で行われた物資売買の利益の一部や、戦闘報酬の一部を得ることができます。また、土地は発展させることも可能で、安全地帯として機能させたり、敵をおびき寄せるための場所として活用できるようです。
土地以外のゲームシステムは明確な記述が無かったのでこれ以降は予測となります。
「チームを組んで戦う」という記述が公式サイトにあるため、プレイヤーは土地を所有するか、土地所有者の仲間として活動するかを選択するのだと思います。土地の所有者は自らの土地に安全な基地を建設し勢力を拡大して行くことを目的とし、それ以外のプレイヤーは、基地の増設を手助けしたり、敵を退けたりといったサポートが目的となりそうです。
また「ライバルを撃退する」という記述もあったことから、他チームから物資を奪うなどできそうです。
そう考えると、AIであるゾンビと、他プレイヤーという2種類の敵から基地を守る必要があり、チーム力と戦略が命運を分けるゲームとなりそうですよね。
まさにサバイバルです。
▼Last Expedition
開発元:Certain Affinity
ジャンル:Survival FPS
リリース予定日:不明
✓概要
Haloシリーズの開発を手掛けてきたゲームスタジオ「Certain Affinity」が開発するサバイバルFPS。世界初のAAAファーストパーソン・シューティングゲームを目指して開発されています。
まだデモ動画のみの公開となるため情報が少ないゲームです。
Galaverseでは体験スペースが設けられており、実際にプレイすることができたようなので、α版程度には開発は進んでいると思われます。プレイ映像を見てみましたが、かなりサクサク動いているし、グラフィックも申し分なく、既存のコンシューマーゲームと引けを取らないクオリティとなっていました。
ここにNFTやトークンがどのように絡んでいくのか気になるところです。
BCGで、本格的なFPSはリリースされていないので、リリースされたらBCGの裾野を一気に広げてくれることに期待しましょう。
▼Dawn of Fire
開発元:不明
ジャンル:不明 (見た目はアクション?)
リリース予定日:不明
このゲームの情報はデモ映像以外、ほとんど公開されていません。
映像を見る限りダークソウルシリーズに近いアクションゲームみたいですねぇ。ぼくはこういう雰囲気のゲームが大好物なので続報を心待ちにします。
▼Mirandusのテストプレイ所感
Galaverseの最終日、GalaGamesが開発中である「Mirandus」のテストプレイが公開されました。※Mirandusについて知りたい方はこちらどうぞ。
ぼくは運よく情報公開前に滑りこむことができたので快適にプレイできましたが、情報公開後はサーバーパンクや、謎の物資マテリウムをめぐってプレイヤーの阿鼻叫喚がTwitter上を賑わせておりました。
それを受けてかどうかは不明ですが、1週間で2度のアップデートを行うなど、開発者の頑張りが見て取れます。
そもそもテストプレイという名目だったので、サーバー負荷、バグの検出、プレイヤーの不満点を洗い出すという目的もあったのでしょう。
今回のテストプレイで唯一の失敗点を挙げるとすれば、資産的価値を匂わせた「マテリウム」の獲得条件をテストに組み込んでしまったことだと思います。マテリウムは具体的な説明が一切なかったため、ゲーマーの探求心を刺激したこと間違いなしです。
そのマテリウムという名のブラックホールに多くのプレイヤーが吸い寄せられ、結果阿鼻叫喚するという事態。
GalaGamesのサービス精神が完全に裏目に出てしまいましたね。
そういった点を含めて、やっぱり僕はGalaGamesが好きなんだなと思い知らされました。Twitterでどなたかが呟いていましたが「Mirandusはプレイヤーが開発段階から参加して作り上げていくゲームなんだ」という解釈はWeb3的で素敵だなと思います。
今後もGalaGamesの成長を陰ながら応援していきたいですね。