どうもサンポです。
今回紹介するゲームは「World wide Webb」。
ぼくがこのゲームを初めて触った時は、ほんとうに何もなく、ただただ2Dドットの世界を歩き回るぐらいしかできませんでした。しかしそれからものすごい勢いでゲーム内コンテンツを生成し始め、カルト的な盛り上がりを見せてきました。(ほぼ毎週何かしらのイベントがある)
crypto punksやcool-catsなど、あらゆるNFTコレクションをゲーム内に統合し、ドラ〇ンボール、ポ〇モン、マ〇オカート、ス〇ブラなどの人気コンテンツからインスパイアされた計画が目白押しです。
そんな、この世のすべてを飲み込みながら成長を続けているメタバース界のダークホース「World wide Webb」(以下Webb)を解説していきます。
▼どんなゲーム?
2Dドットの世界で、様々なクエストやミニゲームを攻略していくことがメインのMMORPG。土地の売買、NFTのミント、広告作成、ゲーム拡張など、ユーザーが主体となってメタバースを作り上げていくゲームになります。
現状はα版ということでRPG要素はストーリーが多少あるといった程度。成長要素や拡張要素は未実装です。ほんとにこれから始まるといった感じ。
予定としては1月中にP2E要素の拡充、2022年Q1でPvP要素の実装が見込まれていて、最終的にはDAO化も計画されています。
✓衝撃のPvP要素
実装予定のPvPは、モンスターを鍛えて戦わせるという内容です。ポケモンをイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
Webbに「ペット」として組み込まれたNFTコレクションを所有することで、トレーニングや他プレイヤーとの対戦を楽しむことができます。対戦はペットに多くの経験値を与え、レベルアップしやすくなるようです。
そして対戦には、ただただ楽しむだけの対戦と、何かしらの契約(コントラクト)を結んだうえでの対戦も行えるようになります。
正式な記述はありませんでしたが、トークンやアイテムの譲渡を賭けた対戦が行えるということだと思います。
✓土地
WebbではLandとよばれる土地を購入することができます。現状は土地の売買のみが行えますが、ゆくゆくはゲーム内でイベントの場として活用したり、自分が作ったゲームを公開することが可能になります。
最小のLandはミント時「0.022ETH」でしたが、現在のフロアプライスは1.62ETH。海外のインフルエンサーが煽っていたという情報もありますが、なかなかの値上がりです。
✓開発チーム
創設者はThomas Webb(トーマス・ウェッブ)、CTOはYuan Gao、Lead ArtistはGutty Kreum (ガティ・クラム) 。この3人がメインで活動しており、今後フルタイムのゲーム開発者を採用していく予定となっています。
なかでも突出しておもしろい経歴のもち主が、創設者のトーマス・ウェッブ氏(以下トム)です。
トムはゲーム開発者であり、ハッカーであり、アーティストでもあります。これまで数々のAIアートを作り上げており、メルセデスベンツとのコラボやTEDトークでの講演も行っています。
トムについて気になった方はぜひウェブサイトも覗いてみてください!
▼コンポーザビリティー
ぼくがこのWebbに期待する最大の要素は「拡張性」です。
というのもWebbの最終的な目的地はDAOによるゲーム開発・運営で、そのための施策が展開されていく予定となっています。
例えば
NFTを作成 / ミントするためのAPI公開
ゲーム開発 / メタバース拡張のためのオープンソースコードリリース
ゲーム内で広告を行うためのツール作成
といったことが今後行われます。
これはつまり、ユーザー自身がゲームの拡張を行えるという事です。
いくつものゲームプロジェクトが乱立する中で、ユーザー主導でコンテンツが作れるようになることは大きなアドバンテージがあります。
数十人、数百人しかいない開発者が地道にコンテンツを作り上げるよりも、数万人いるユーザーが個々人でコンテンツを作る方が何倍、何十倍ものスピードでコンテンツ量を増やすことができます。
そしてコンテンツの量が増えることで、質の低いモノは自然と淘汰されていき、最終的にコンテンツの質も上がっていくことになります。
これはWeb2時代の覇者をみるとあきらかですよね。
Web2で覇権を握ってきたYouTube、Facebook、Googleなどはそもそもユーザーが作ったコンテンツによって成り立っています。
はじめはホームビデオのような動画が大量に上がっていたYouTubeですが、今ではテレビ番組のようにクオリティの高い動画が増えてきています。
このことはコンテンツ量がコンテンツの質に転化した、いい例でしょう。
そして、Web3でもこれは変わらないはずです。
むしろクリエイターエコノミーが加速するWeb3では、コンテンツの量が以前にもまして爆増する可能性が高いです。
そう考えると、Webbのようにオープンソース化、DAO化という流れはWeb3プロジェクトの宿命なのかもしれません…
▼グレーゾーンを攻める強気な姿勢
以前ぼくはこんなツイートをしました。
これは11月頃に行われた、Webbのクエストを撮影した動画です。
明らかにドラゴンボールからインスパイアwされてますね。ただ驚いたのは見た目だけでなく、ボイスが日本語だったというガチっぷり。
ここまでされたら不思議と作品愛溢れるゲームに思えてきてしまうからこまったものです。
他にもメタルギアソリッドのスネーク、ならぬステークさんが登場するなど、ある意味で開発者の熱量を感じることのできるいいイベントだったなと思ってます。
そして現在、大乱闘ゲームを誠意制作中です。今期リリース予定なのでリリースされたらみんなで遊びましょう!
マリオカートライクのレースゲームも作られる予定です!!!!!
▼ロードマップ
■2022年1月
- アーリーアクセスデモv2 ミンタブルアイテムを獲得できるプレイ・トゥ・アーンの搭載
- モバイル+デスクトップのウォレット同期により、クロスデバイスでゲームの進行を継続することができます。
- ゲーム内のクエストをプレイしてアイテムを獲得。
- クエストでは、プレイヤーにアイテムだけでなく、ミンタブルアイテムも還元されます。
- クエストの中には、クリア回数に制限があるものもあり、レアなクエストでレアなアイテムを獲得することができます。
- ゲーム内PvPワールドの拡張のため、専任のゲーム開発チームを増員します。
■Q1 2022
- 占拠可能な土地、自分の土地にアクセスし、その土地にあるNFTを紹介する。
- ゲーム開発/メタバース進行のためのオープンソースコードの公開。
- ウォレットアドレス/ENS名を利用したフレンドリストと高度なゲーム内チャット。
- ゲーム内の進行とPvPのためのポケモン式バトルエンジンαを参照。
- プロジェクトとの統合ドキュメントを使用し、ゲーム内のミントを可能にします。
■Q2 2022
- マリオカート風PvPレーシングゲームのアルファ版。
- ガバナンスに基づく投票機能を持つDAOへの移行。
- WorldWideWebbハッカソンGameJam - WorldWideWebbエンジン内でPlay To Earnゲームを構築するゲーム開発者向けに賞品を提供。
■Q3 2022
- バトルロイヤル形式のPvPゲームで、ゲーム内アイテムが造れる。
- 自分の土地にNPCやミニクエストを作成する。
- コミュニティーのためのギルド統合。
▼まとめ
まだまだ発展途上のWebbですが、開発者の熱量はかなり高いです。
短いスパンで新しいクエストやイベントを発表するので、お祭り好きの人は楽しめると思います。すでに、1月16日、1月23日には新たなクエストが追加予定で、クリアしたらいいものが貰えるかもしれません。
興味がわいた方はぜひ参加してみてください!
PS . ディスコードで先日 日本語チャンネルが開設されました。